木は仲間と会話し、助け合う

著者:ペーター・ヴォールレーベン

題名「樹木たちの知られざる生活」は、たくさんの樹木たちの生きている様子をドイツの森林管理官でいらっしゃったペーターさんから教えて貰える本です。森から離れた現代生活を送る私たちにとっては毎日変わらずに立っているようにみえる森の中の木々。でも実は周りの樹木や微生物たちと協調して生きているという生態に驚かされます。

どうして木は枯れてしまうのでしょうか?

どうして森の中は涼しいのでしょうか?

どうして森が崩れてしまうのでしょうか?

など疑問をお持ちの方々。お子さんから聞かれたらどう答えたら良いか分からないという方々。

この本をいちど読んでみてください。

ヒントがたくさんあるかと思います。オススメします。

最後に、森(樹木とその周りの微生物を含む環境)は思っていた以上に短期間では回復しないということが分りました。中央ヨーロッパには原生林(手付かずの森林)は無いそうです。でも、日本には森林資源をサイクルする里山の文化がありますし、世界遺産の原生林である白神山地をはじめにして。全国各地に未だ原生林が存在しています。このような文化と自然があることはとても貴重なことだと改めて気付かされました。

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